【13-3】空の思想?え。なにそれ。 ― 三蔵法師の愛した唯識論【COTEN RADIO 三蔵法師玄奘編3】 | 歴史を面白く学ぶコテンラジオ (COTEN RADIO)

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今回のテーマは 「三蔵法師・玄奘」 です。 

小説では『西遊記』の主人公、 

史実では仏教界のスーパースター、 

そして『般若心経』の翻訳者。


彼の生涯は一見してとてもシンプル。

お坊さんになって、インドまで旅して、 お経を運んで国に帰って、翻訳した。 

これだけです。 

大軍を率いて戦争したこともなければ、 

皇帝や宰相になったこともなく、 

世界を一変させた技術の発明者でもありません。 


ではなぜ1400年経った今も玄奘の名前が現代まで伝わっているのか? 

それは彼が常人ではなし得ない巨大な偉業をなし得たからにほかなりません。 

地球一周半の距離を踏破し、人生全てを仏教と己の探究心に捧げ尽くした 玄奘の鮮烈な一生を皆さんと分かち合えればと思います。 

ぜひご視聴下さい。 


【ポイント】 

①玄奘の旅の動機の根底にあったは大乗仏教の根幹をなす「唯識(ゆいしき)思想」への探究心。変態にしか理解できない壮大かつ緻密なロジックの世界。  


②唯識思想は『般若心経』などで説かれている「空の思想」のアップデート版。あらゆる物質や現象は刻々変化していて、固有の実体は存在しない。実体があるように見えるのは、私たちの心(認識)があるという考え。  

③仏教は国家事業だった当時、玄奘含め当時の僧侶は国家公務員&国立大学教授の立ち位置。今と違って研究職の側面が強かった。 


※番組内で話している歴史の内容は諸説あります。ご意見・ご感想はぜひ下記のお問い合わせチャットからご連絡ください。

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