ダイソン球の作り方-究極の巨大建造物 | Kurzgesagt

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転写

人類の歴史は、使用するエネルギーによって語られる

初めは自らの筋肉を用い、 次いで火をコントロールすることを学んだ

石炭や石油で世界を工業化し 核分裂を知り原子力の時代に入った

それぞれの段階で、生み出すエネルギーは それ以前に比べ格段に向上し

種としての人類も進歩していった

現在、徐々に再生可能エネルギーに 移行している最中であり

幸運に恵まれれば、核融合が利用可能になるだろう

人類がさらに進歩し、 人類自身やその住処を破壊しなければ

我々はこの惑星の資源を完璧に コントロールできるようになるかもしれない

この段階に至り、さらに拡大するための新天地を求め 外に目を向けるようになるだろう

しかし宇宙は厳しい環境にあり、 人類が本格的に太陽系へ進出するには

神をも恐れぬほどの大量のエネルギーが 必要となるだろう

幸運なことに、それが何処にあるか我々は知っている 究極のエネルギー源である太陽だ

最も効率的な原子炉の1000京倍の エネルギーを生み出す炉である。

その輝きは、核爆発が1秒間に発するエネルギーの 1兆倍に相当する

では、どうやってそのエネルギーを取り出すか。 それも一部ではなく、すべてを

出来る限り多くのエネルギーを集めるには、 これまでなく巨大で野心的な建造物が必要となる

「ダイソン球」 恒星をすっぽりと包み エネルギーを取り出す超巨大建造物だ

知的生命体として、ダイソン球の建造は 祖先が火を発見した時に匹敵する技術的な飛躍だ

惑星に依存している種から 惑星間に存在する種への転換

それは、我々が想像もできないほどの 冒険と拡大の時代への幕開けとなる

では、それはどのようなものだろうか

太陽を覆うのに固い外殻は向いていないだろう 固い物質は衝突に弱く

粉々になり、漂い、太陽に衝突するだろう

もっと現実的な方法は軌道上に大量のパネルを設置し 太陽光エネルギーを集めるダイソン群だ

人類はそこから無尽蔵のエネルギーを得られる しかし、その建設は簡単ではないだろう

太陽は非常に巨大であるので

もし一つのパネルのサイズが1km四方とすると 太陽を覆うには1京枚が必要になる

可能な限りパネルを軽く作ったとしても 1垓(京の1万倍)トンの材料が必要となる

実際に材料を組み立て、太陽の周辺に運ぶ エネルギーが必要となる

何より、建設を始めるには 宇宙に恒久的なインフラ施設が必要となる

話を進めるため、我々の子孫がこの巨大な 建造物を作ろうと考えたと仮定しよう

課題は3つに分けられる

材料、設計そしてエネルギーだ

ダイソン群に必要な原材料を得るためには 惑星1つを丸々分解しなければならないほどだろう

惑星の中で、太陽に最も近く金属も豊富な 水星が最良の候補となる

太陽に近いということはまた

運ぶ労力が少ないということであり 水星は大気がなく重力も地球の3分の1だ

比較的容易に宇宙にものを打ち上げられる

次に設計を考えると、 よりシンプルなものが良い

従来のソーラーパネルは非常に複雑で短命であり

より長命で、修理や干渉なしでも稼働し続けられ、生産コストが安いものが必要になる

それらは巨大な鏡のようになるだろう

これは、地球上の集光型太陽光発電のように、太陽光を中央集光ステーションに集束させるものだ

それらを効率的に構築して打ち上げるためには、金属よりも軽い素材が必要になるだろう

最後に、それらの衛星を作り打ち上げるためのエネルギーが必要だ

惑星の一部を宇宙に打ち上げるのには莫大なエネルギーが必要となる

たとえば、地球にある全ての化石燃料やウランを集め、完璧な効率で使ったとしても

宇宙に打ち上げられるのはエベレスト山と同じ程度の質量までだ

惑星解体と比べればほんの小さな達成だろう

ダイソン球を作るのに必要なエネルギーの量はとても大きく

まるでダイソン球を作るために “ダイソン球が必要” と言われるようなものだ

でも、大丈夫。

水星には多くの太陽光が当たるので

始めるには好条件な場所だ

人間は生き続けるために多くの資源を必要とし、環境に左右されやすい

そのため、できるだけ自動化するのがいいだろう

理想的には、ロボットたちを管理する少数の人間と

大勢の自律ロボットが作業をする

水星に必須な設備は大きく分けて4つだ

ソーラーコレクター、採鉱機、精製機、そして発射用の装置だ

ソーラーコレクターは惑星を分解するのに必要なエネルギーを集める

まず始めに、1平方キロメートルの鏡か従来のソーラパネルを敷き詰める

そして、供給されたエネルギーで採掘機が地表から素材を集め

精製機が必要な素材を抽出し

それらから衛星を組み立てる

衛星を宇宙に発射するためには、より創造的で効率的な発射台が必要だ

ロケットは高価で、軌道脱出が難しく、再利用はできない

代わりに、レールガンのような発射装置が使える

長い電磁式のレールが衛星を高速で打ち上げる

発射される衛星は小さく折りたたまれ、軌道上で折り紙のように広がる

ここから、衛星によって供給される電力により急激な成長が可能になる

水星の施設は拡張され、より多くのパネルを発射できるようになる

各パネルが次のパネルを作るためのエネルギーを、この2つが次のパネルを、

4が8になり、8が16に、そして増えていく

そして60倍加時間ほどで太陽は完全にパネルで覆われるだろう

もし1平方キロメートルの太陽光収集器を一つ作るのに1か月かかるとして、10年ほどで完成するだろう

惑星にあるインフラ施設が急増するエネルギー予算に追いつくことができるのであれば。

たった1%の太陽のエネルギーでも我々にとっては信じられないほどのエネルギー予算になる

これにより太陽系に無限に近いエネルギーが供給され

可能性も大きく広がる

植民地を別惑星に

惑星をテラフォーミング

より巨大な構造物を作る、あるいは他の星に旅行することさえ可能になる

星間文明の始まりになるかもしれない

物理学に基づく文明ははただ可能なだけでなく、簡単な道だ

これは単純な過程であり、どんな種にとっても故郷を超えて別惑星へ拡張するのに必要な過程で、

多くの天文学者は既に宇宙人によって作られたダイソン球が天の川銀河にあると考えている

まだ一つも発見されてはいないが、可能性は十分にある

しかし、現時点で人類がその段階に到達するのが確実とは言えないだろう

我々の注意は頻繁に目先にある政治的利益に当てられ

長い目で見ればどうでもいい争いを引き起こす

しかしこれらの困難を乗り越えることができれば

星の範囲で建造物を作る、宇宙で最初の種になれるかもしれない

もし達成すれば、残された限界はたった一つ

私たちの想像力になるだろう

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そして多分、いつか人間の種を宇宙に広げるのを手伝うことができるかもしれません

私たちはダイソン球が大好きで、ダイソン球ポスターも作りました

壁にかけるだけでもかっこいいですが

ダイソン球に関するいくつかの情報も書いてあるので、それについて会話するのもいいでしょう

それとも、ただ見つめて未来を夢見るだけでもいいのです

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