戦争は終わっているのか?-パラドックスが説明される | Kurzgesagt

🎁Amazon Prime 📖Kindle Unlimited 🎧Audible Plus 🎵Amazon Music Unlimited 🌿iHerb 💰Binance

ビデオ

転写

暴力 そして戦争

ISISの狂気は続き

ロシアはウクライナに侵攻

中東には今も紛争がある

気が滅入る?

でも待って 統計を見よう

戦争は少なくなっているし

世界人口は今が一番多い

歴史的には 今が一番平和なようだ

どういうことか

2014年 世界には4つの衝突があり

この1年で1万人が死んだ

他の地域でも小規模の紛争があり

それぞれ多くの人が死んだ

平和には遠いかもしれない

しかし 国同士の戦争はない

すべて内紛か 地域紛争だ

紛争は大きな混乱を招くが

国同士の戦争よりは 影響は少ない

国同士の戦争では 軍隊が出動し

国にある資源を使ったり

人口を投入できるからだ

では なぜ戦争は

紛争へと移行したのか

植民地政策と冷戦が関係している

冷戦が終わった時 国の戦争も消えた

だが独裁共産主義の解体は

独立国間の新たな緊張を生み

結果として紛争となった

また1945年には アフリカや

アジアやラテンアメリカが

植民地支配下に置かれたが

1990年までに すべての国が独立した

だが 今日の多国籍企業の行為は

植民地政策並にひどいように思える

コンゴを見てみよう

1885年 ベルギーの植民地として建国

国土はベルギーの80倍

現地人への暴力と

冷酷な経済搾取によって

1908年までに 人口は半減した

1000万人が処刑や飢餓により死んだ

ケガを負った人も多くいた

その後も経済搾取が最優先され

強制労働が終わったのは

支配が終わる1960年だった

そう遠くない過去だ

とてもひどい

だが植民地支配が終わったのは

たったの2世代前

今紛争が起きている地域は

60年前 植民地だった地域だ

良くなったこともある

昔 紛争は決着が付くまで続いたが

今ではそれは珍しく

交渉による決着は

10%から40%に急増した

他の国はどうか

なぜ国は戦争をやめたのか

4つの理由がある

1つは 民主化

民主主義は着実に発展した

民主国家同士は戦いづらい

20世紀に起きた戦争でも

民主国家同士は少なかった

2つに 国際化

戦争は 利益を得るには

良い手段ではなくなった

国際市場で買う方が

軍を動かすより安くなったのだ

相手は殺すより生かした方がお得

新しい概念の誕生である

3つに 戦争は前時代的すぎる

第一次世界大戦まで 戦争は

人間の宿命であり

外交目標達成のための

有力な道具と見られていた

今日 侵略は違法であるとされ

武装は 自衛のためか

国連安保理にのみ認められる

守られていないものの

堂々と反対を表明するのも難しい

また 国際司法裁判所など

新しい試みも生まれている

4つに 国境が確定したこと

第二次世界大戦後 国々は

国際的な国境の受け入れと

他国自主権の尊重を誓った

これは例外か それとも平和への道か

真相はまだわからない

一つ実例が必要だ

1世紀あたり平均

1つか2つの大戦争があり

今は先の大戦からまだ近い

次の75年 大戦争がなければ

人間性は変わったと言える

戦争はなくなるかも

確かに 紛争はまだあるが

全体的には良くなった

平和を訴えれば もっと良くなれる

Subtitles by the Amara.org community